登山用GPSの使い方

携帯GPSの利用によりハイキングや登山ルートの確認し、登山後軌跡をカシミールにダウンロードして
歩いた距離・時間や分岐等ポイントの位置・花の咲いていた位置等確認保存できます。

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 1. 使用機種  GARMIN 20英語版+日本高精密地形図(全国版)    \50,000程度
@特徴
  英語版でも日本高精度地形図付は日本語でメニューが表示できた。
  カシミールで作成した地形図も持参する方が便利(参照
AGAMIN20、30はアメリカ・ロシア・日本のみちびき各衛星を捉え従来より感度が良くなっています
B電池 単3充電電池  ニッケル水素電池2200mAh程度(従来のものより長時間使用出来るようになりました)
   

 
   
2. 国土地理院地形図に高度を重ねる(ダウロードした地形図には標高がありません)
  カシミールで国土地理院地形図を表示したものにカシミールの50mメッシュ高度を重ねる
   編集→標高データーを重ねる→次へ
 

  一覧から選択→「解説本」50mメッシュ標高(地図に標高が重ねられます)
 

3. ルートを作成
新規作成→登山道作成→道順にクリックして登山ルートを作成する→確定
  ルート作成より登山道作成の方がGPSにアップロードしたとき正確で見やすい


4. 作成したルートをトラックに変換
ルートホルダーを開き作成したルートを選び右クリック→変換→トラックに変換

5. 作成したトラックをGPSへアップロード
  カシミールを起動しGPSとパソコンをUSBで繋ぐ
  トラックホルダーをクリックして作成したトラックを選ぶ→右クリック→GPSへアップロード
ルートとトラックの両方をアップロードしても良い
  トラックに変換前のルートをアップロードした後、トラックに変換しトラックをアップロード
 
  アップロートをクリック  ルートをアップロードする
  GAMINとの通信   マイストレージ接続、ドライブ名はE(GAMIN)
  開始をクリックするとGPSにデーターが送られる
 

6. GPSで現在位置の表示
メニュー画面→サテライト→実行
 @衛星を捉え現在位置の緯度経度を表示します
 Aカシミールソフトで10秒毎に緯度経度を入れた地形図を持参し現在位置を広範囲に把握します(参照
   下のGPSの現在地は北緯34度59分41秒4、東経135度47分55秒0
  地形図上の現在地は10秒毎に緯度経度を入れた地形図を見て地形図の北緯34度59分40秒の線から1/10の少し上
  東経135度47分50秒の線の5/10右の位置


7. ナビゲート
ナビゲート(1)
 メニュー画面→検索→トラックマネージャー→作成したトラックを選ぶ.→GO(MAP上にルートと現在地が表示されます)

  ナビゲート(2)
 メニー画面→コンパス→実行(ポイントまでの方向・距離・所要時間・到着時間を表示します)


8.  GPSからパソコンのカシミール3Dへのデーターの転送
登山後GPSで記録したトラックをパソコンに保存する
  カシミールを起動しGPSとパソコンをUSBで繋ぐ
  通信→GPSからダウンロード→トラックデーターとクリックする
  →カシミールに保存


トラック等の補正
電波の悪い場所などにより分断されたトラック等を補正します
@飛び出したログを削除します
 トラックをダブルクリックしログを表示するログを選ぶと上の断面図と地形図に人型が表示される。
 上の断面図の人型を動かし(地形図の人型も移動する)該当場所のログを選択(複数のログはCtrlを押しながら選択)→
 右クリック→削除→上書き保存
 Ctrlを押しながら連続するログを二つ選び断面図の人形を動かすと複数のログを選ぶことが出来便利です


  Aルートの欠けた部分の補充 地形図は高度を重ねる(2.参照
 カシミールのルート作成でトラックの欠けた部分をルート作成で作り→新規名で保存
 (地形図を拡大表示したほうがやりやすい)

 作った新規ルートをトラックに変換する
   ルートフォルダーに保存された新規ルートを選び→右クリック →変換→トラックへ変換
  分散したトラックを一つにまとめる
トラックフォルダーを開き→作成した新規トラック及び分散したトラックをドラックして歩いた順番に並び変えます
(参考・トラックを選択すると地形図の該当ラインが点滅します)
分かれたトラックを全て選ぶ→右クリック→トラックの接続で一つのトラックにする→
一つになったトラックを選び→右クリック→プロパティでトラック名を山名等に修正する


10. トラックの高度を地図に合わせる
GPSに記録されたトラックの高度は誤差があるので地図の高度に一括修正する
トラックホルダーを開き修正したトラックを選ぶ→右クリック→標高値の書き換え→
 
  地図から標高を求めて書き換える→OK(一括して書き換えられます)
 

11.  歩いたルートの表示
@カシミールの地形図に歩いたルートを正確に表示します
  編集→GPSデーター編集→トラック→歩いたトラックを選ぶ


  A歩いた距離・時間の表示
  カシミールソフトのグラフ表示で歩いた距離と時間を表示します
   編集→GPSデーターの編集→トラック→今回のトラックを選択し右クリック→グラフ表示

  Bトラック上の特定場所の確定  分岐や花の咲いていた場所等の確認
  メモした通過時刻やデジタルカメラの撮影時刻とトラックのログの時刻を照合しルート上の場所を確定する
    登山中の分岐やポイントの通過時間等のメモが必要です
  トラックをダブルクリックしログを表示→ログを選ぶと地形図と断面図に人型が表示される
 上の断面図の人型をドラッグすると、地形図上の人型も同時に移動するので山行中にメモした通過時刻と同じ時刻の
 ログの場所がメモした場所となる


12. GPSデーターの保存
 私はGPSデーターの保存先をデジカメ画像と同じフォルダーに保存。半年に1回デジカメ画像とDVDに保存しています。
 カシミールが煩雑になるので、カシミールのGPSデーターは一旦削除
 (必要によりカシミールからDVDのGPSデターを開くことができます)

13. 画像の保存
 ホームページ掲載用等にルート図や鳥瞰図等をパソコンのフォルダーに保存する
 編集→選択範囲の選択→ファイル→表示画像を保存→選択範囲を保存
  
14.  地形図への地名・ルート状況等の追加書き込み
 ルート図や鳥瞰図をホームページにアップする場合、地名やルート状況等を追記する。
 私はホームページソフト「ホームページビルダー」の付属ソフト「ウエブデザイナー」で記入、画像ソフト「デジカメの達人」
 でトリミングを行っています。


15. .ホームページへの掲載
 地形図をホームページや書籍に掲載する場合は国土地理院の許可が必要です
 国土地理院ホームページで許可手続きは掲載されています

 ホームページや書籍への掲載はカシミールの50,000分の1地形図又は購入した地形図CDを使用
    (国土地理院からダウンロードした地形図のホームページや書籍への掲載は許可されません)

  地形図の利用申請について(国土地理院ページ)
        ルート図掲載申請書見本      鳥瞰図掲載申請書見本
    送付先 国土地理院 総務部総務課審査係 〒305-0811  茨城県つくば市北郷1番 TEL029-864-4150(直) FAX029-864-1807

16. 参考 

  カシミール3Dのホームページ

  詳細は 実業之日本社 カシミール3D GPS応用編(\2,415)を御覧下さい。
   ご購入の場合は下記を参考に願います

    GPSやカシミール3Dの使用方法及び国土地理院への掲載申請等のご質問はメールでお尋ねください。