薬師岳
 北アルプス
平成21年8月6〜9日
 加藤リーダーの山行に参加した。
折立から登り、太郎平小屋に2泊して薬師岳を往復するコース。
五光岩ベンチでは視界が開け、薬師岳や北に剣岳・御山・大日岳、西に白山などが展望出来る。薬師岳への道は高山植物の花畑で、北アルプスの山々のすぱらしい景色が堪能出来る。

コース 1日目 京都→立山IC→称名の滝→白樺ハイツ
     2日目 折立→2時間30分→三角点→2時間→五光岩ベンチ→1時間→太郎平小屋
            合計 6.5q 5時間30分(休憩込)
     3日目 太郎平小屋→20分→薬師峠→1時間→太郎平→1時間→薬師小屋
          →1時間→避難小屋→30分→薬師岳→2時間50分→太郎平小屋
            合計 8.6q 7時間50分(休憩込)
     4日目 太郎平小屋→1時間→五光岩ベンチ→1時50分→三角点→1時間30分→
          折立        合計 6.5q 4時間20分(休憩込) 
          鳥瞰図 ルート図 MAP HOME


折立

太郎平小屋
京都を出て立山インターを下りて有峰口から称名の滝に寄る。このところの不安定な天気で水量が多く迫力がある。有峰口に戻り、有峰林道の入口にある国民宿舎白樺ハイツで温泉につかり一泊する。
翌朝有峰林道(\1800)を通って折立の駐車場に着くとすでに車がいっぱいで何とか駐車する。登山口で届けを出し愛知大遭難碑の十三塔の横を通って樹林帯を登って行く。参加者の一人が体調悪く予定外に時間がかかって2時間30分で1869.5mの三角点に着く。視界が開けイワショウブ・キンコウカ・ニッコウキスゲなどの花々も見られるようになる。朝から不安定な空が突然豪雨に変わり、登山路が川の様になった中を登って行く。ガスも出て展望も利かず太郎平小屋に着いた時には靴の中もリュックの中もぐしょぐしょになってしまった。小屋は超満員で乾燥室は干すところも無い程である。幸い当方は早い団体予約で当グループだけの部屋に入り早速ピールで疲れを癒す。

薬師峠テント場

沢沿いの岩場の急登
翌日は薬師岳の往復で時間にもゆとりがありゆっくり目で出発する。緩やかな下り道を20分程で薬師峠のテント場を通る。薬師峠からは沢沿いの岩の多い急登となる。センジュガンピ・キヌガサソウ・ゴゼンタチバナ・チングルマ・ハクサンイチゲなどの花も見られる。1時間程で池糖の有る太郎平についた。

薬師小屋への道

薬師小屋
ここからの登りにはところどころ雪渓も残り植生はハイマツとなる。チングルマ・ハクサンイチゲ・ミヤマキンポウゲなども満開に咲いている。目の前に避難小屋のあるピークが見えるが薬師小屋は隠れて見えない。1時間程で薬師小屋に着いて休憩する。

避難小屋ピークへの登り

薬師岳山頂への道
登山路はガレ道となりウサギギク・ミヤマリンドウ・イワギキョウなどが目を楽しませてくれる。1時間程で使われていない岩積の避難小屋に着く。ピークには愛知大遭難碑のケルンが立っている。岩場のピークを巻いて越え山頂に祠の見える薬師岳山頂を目指す。

薬師岳山頂

北薬師岳
30分程で薬師岳山頂に立った。360度の展望でカールを前に北薬師岳が目の前に見える。南側の眼下には薬師小屋や太郎平小屋も見える。下りは同じ道を3時間弱で下りて太郎平小屋に戻った。
翌日は雨がふったりやんだりの中登りと同じ道を下る。登りには見られなかった薬師岳や剣岳・大日岳や西の白山などの展望を楽しみながら4時間20分程で折立に下りて、白樺ハイツの温泉で体を癒し昼食をすまして帰路に着いた。