柳生街道2
 奈良
平成22年11月25日
 前回の笠置から柳生までの続き、柳生から奈良までの東海道自然歩道を歩く。
ルートには多くの地蔵や石仏があり標識も多く歩きやすいファミリーコース。

コース 大柳生口バス停→60分→円成寺→80分→峠の茶屋→20分→地獄石窟仏
     →25分→春日石窟仏→50分→新薬師寺→50分→近鉄奈良駅
      合計 17.5q 5時間30分(休憩込) 
         鳥瞰図 ルート図 写真集 MAP HOME

         柳生街道1 


夜又布山口神社

円成寺
近鉄奈良駅9時40分発奈良交通バスに乗り大柳生口バス停で下車する。広い農地が広がる山里で畑の中の道を東に進む。山際の手前で円成寺の標識を右折、すぐに標識を右折する細いあぜ道を進み、農道に出て標識を左折し、すぐ標識を右折しあぜ道を南に進む。古墳の横を通って農道に出て標識を右折する。車道を渡ってすぐT字路を右折すると左にバス停から20分程で夜又布山口神社に着く。石段を上がってお参りする。戻って左折し林道を進みゲートボール場の横を通って橋を渡って倉庫の手前の三叉路を標識に従い左折する。農道には多くの枝道があるがいずれも標識に従い南西に進む。山道に入ったり畑地に出りしながら40分程で忍辱山の車道に出る。左折し忍辱山バス停を通って円成寺の駐車場の先を右折すると円成寺の境内に入る。国宝の春日堂と重文の山門・本堂がある古刹で池から見ると趣がある(トイレあり)。


五尺地蔵
休憩の跡トイレの前を通り車道を渡って案内板から古道に入る。まもなく道は広い林道となる。いくつかの枝道はいずれも標識に従い20分程進むと次第に道が細くなり、しばらくすると再び林道となり円成寺から40分程で車道に出て左折する。配水槽の横を通って15分程で畑地に出る。右手の茶畑を上がったとろに五尺地蔵が見えている。次の三叉路を右折し茶畑を上がると五尺地蔵に着く。

峠の茶屋

地獄谷
戻って上誓多林の里道を10分程で峠の茶屋に着いた。かつて柳生街道を往来した人々が必ずここで一服したといわれる、昔風の峠の茶屋。鴨居には、武芸者が酒代がわりに置いていったという槍や鉄砲が立てかけてある。今は多くのハイキング客の休憩場所で私もお茶と草餅を頂きながら休憩した(傍にきれいなトイレあり)。茶屋の先で左の地獄谷への山道に入る。下って深い切り込んだ谷に降りる。いかにも地獄谷と言われる鬱蒼とした谷だ。

地獄谷石窟仏

春日山新池
茶屋から20分程で地獄谷石窟仏に着く。春日山信仰に由来して「滝坂の道」に点在する石仏のひとつで中央は盧舎那仏(奈良時代後期の作)、左は薬師如来、右は十一面観音(室町時代ごろの追刻)、右壁に妙見菩薩、左壁に阿弥陀如来と千手観音が刻まれています。7分程でドライブウエーを横切り5分程で紅葉に包まれた美しい春日新池に着く。橋を右に渡って落ち葉の積み重なった遊歩道を進む。

春日石窟仏

首切地蔵
東屋を通って10分程の三叉路を右折し3分程標識から左に上がると春日石窟仏がある。春日山信仰に由来して滝坂の道に点在する石仏の一つ(平安時代の作)。東窟中央に四方仏、東壁に六観音像、西窟中央に大日如来像、西壁に六地蔵像などが刻まれている。戻って石畳道を5分程下ると首切地蔵の着く(トイレあり)。お地蔵様の首にある刀を入れたような跡は荒木又右衛門が試し切りをしたという伝説がある。

朝日観音

石畳道
沢沿いの石畳道を下っていくと8分程で岩に刻まれた朝日観音がある。東に向き朝日に映えるといわれ中央が弥勒菩薩像、左右は地蔵菩薩像(鎌倉中期の作)。再び5分程で夕日に染まると美しく浮かんで見えると言われる夕日観音があります。15分程で住宅地に出て空也上人旧跡の3分程先で左の小道を入ると十二神将像で有名な新薬師寺があります。戻って四つ角を過ぎて車道を渡って小道を北に進む。小橋を渡ると中禰宜道の遊歩道を6分程で春日神社の表参道に出る。右折し山門を入りお参りした後、表参道を西に進み興福寺の中を通って30分程で近鉄奈良駅に戻った。