蓼科山
北八ケ岳の池巡り

 長野 北八ケ岳
平成21年10月10〜12日
 村田リーダーの山行に参加した。
北八ケ岳の蓼科山から亀甲池、双子池、雨池、白駒池とのんびり紅葉の池巡りを楽しむ。

コース 11日 大河原ヒュッテ→2時間25分→蓼科山→2時間10分→天祥寺平→
         25分→亀甲池→30分→双子池→1時間15分→雨池→1時間30分→
         麦草ヒュッテ   合計 16q 9時間40分(休憩込み)
     12日 麦草ヒュッテ→70分→丸山→20分→高見石→40分→白駒池→35分
         →白駒池駐車場    合計 5q 3時間30分(休憩込)
          鳥瞰図 ルート図 MAP HOME


大河原ヒュッテ

蓼科山への登り
京都を出て大河原ヒュッテまでバスで入る。50台程の駐車場があり、目の前は小諸の街や浅間山が一望出来る大展望が広がる。夕食は山小屋では珍しい鍋料理と日本酒で明日の英気を養う。翌日は5時起床で朝焼けと雲海の景色を堪能した後朝食を採って、午前6時20分に出発する。ジラビソの林を登って行くと1時間程で小ピークに着き目の前に蓼科山が見えてくる。木々の間からは八ケ岳の主峰の山々も見えている。ルートは緩やかな下りとなり40分程で蓼科山荘に着いた。山荘の前にリュックを置かしてもらい、空身で山頂に向かう。ここからは大きい石がゴロゴロする急登となる。息を切らして40分程で蓼科山頂ヒュッテに着く。山頂は目の前で4分程で大岩だらけの山頂に着いた。

山頂より見る北アルプス

山頂よりの見る八ケ岳
山頂は360度の展望で西には槍ヶ岳、乗鞍岳など北アルプスの山々や御嶽山などが見え、南には天狗岳、横岳、赤石岳などの八ケ岳の主峰が一望出来る。しばし景気を楽しんだ後同じルートを蓼科山荘まで戻る。

天祥寺平への下り

天祥寺河原より見る北横岳
蓼科山荘前の四つ角を南に下りる。傾斜のある下山路は雨で荒れて岩だらけで浮石に注意しながら歩くと案外時間がかかる。樹林帯の中を1時間程下ると傾斜は緩くなり目の前に北横岳が見えてくる。まもなく谷筋に出て左折し10分程で天祥寺平に着く。

亀甲池への道

双子池(雄池)
標識から右折し広い谷沿い道を緩やかに登っていくと25分程で林の中の亀甲池に着いた。澄んだ水面にはうっすらと氷がはっていた。休憩後東の双子池に向かう。苔むした原生林の中を30分程で双子池の雌池に着く。黄変した唐松と緑のシラビソと赤いナナカマドの彩りが湖面に美しい。湖畔を回って双子池ヒュッテに着くと大岳をバックに雄池が見える。ここから林道となり7分程の三差路を右折し次の三差路を直進する(左折 R299への車道)。車止めのロープを越えて少し荒れた林道を進む。小石のゴロゴロする登り道の歩き難い林道だが左側が開けて展望は良い。黄色と緑に彩る八柱山が美しい。

雨池より見る雨池山

麦草峠への道
1時間程の分岐で林道を離れ左の山道に入ると15分程で雨池に着いた。湖畔を回り込んで八柱山分岐を過ぎると木道となる。10分あまりで先ほどの林道に出て7分程で右の麦草峠への山道に入る。苔むした原生林の中の緩やかな登り道を1時間程進むと木道に出てまもなく茶水の池に出て三差路に着き、左折すると麦草峠の車道出る。

麦草ヒュッテ

丸山への登り
道路を渡ると今日の泊の麦草ヒュッテに着いた。駐車場は広く建物も新しく部屋の天井も高い。なにによりお風呂があり山小屋では珍しく石鹸も使えるのがうれしい。翌日は南の丸山に登る。苔むした原生林の登り道を1時間10分程で山頂に着く。

丸山 山頂

高見石小屋
丸山の山頂には小さな祠があり展望はあまり無い。東に20分程下ると高見石小屋に着く。リュックを置いて小屋の裏の岩場を登り高見石の上に出ると浅間山が見える。

高見石より見る白駒池

白駒池
眼下には美しい白駒池が見渡せる。小屋に戻って東に下りる(南の下りは渋の湯へ)。40分程で白駒池に出て湖畔道を右折する。湖畔を回って20分程で青苔荘に着く。ドウダンツツジの最後の黄色とナナカマドの紅葉が湖畔に美しい。休憩の後4分程の四つ角を右折すると8分程で大きな白駒池駐車場に着いた。迂回したバスに乗り蓼科温泉親湯で温泉に入り昼食をとってから帰路に着いた。