第一部 鈴鹿五十名山を歩く


特定の地域や山域を頭に付けた「○○百名山」を、最近の登山誌などでよく目にします。無数にある山の中から、登山道・展望・見どころ・山容などの良い山を選択して、その地域や山域の名山として紹介することは、特定山域でのハイキングを主とする人々にとっては、山を歩く手ごろな目標となり「山歩きの活性化」にもつながります。

そこで本書の第一テーマとしたのが「鈴鹿山地の名山」ですが、鈴鹿で百名山はさすがに多いので「五十名山」とし、その代表的な五十三コースを紹介しました。ただし山の選択は「筆者が選んだ五十の名山」という意味合いで、ランク付けはせず次の分類別に北から南の順序で記載しました。

1鈴鹿を代表する名山(十山)

2県境稜線上の秀峰(十五山)

3主な山域を代表する秀峰(十八山)

4鈴鹿を代表する里山(七山)