第四部 東海自然歩道10コース |
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東京と大阪の間を別コースや支線も含めて、およそ千七百キロにわたって整備された道が「東海自然歩道」です。この東海自然歩道は、岐阜県関ヶ原町で鈴鹿山地の北端を通った後、一度養老山地方向へ抜け、三重県いなべ市藤原町で再び鈴鹿山地沿いの道となります。そうして鈴鹿国定公園の山麓へ入った自然歩道は、藤原岳の山裾から宇賀渓、尾高高原、湯の山、石水渓などの景勝地を抜けて、鈴鹿峠から伊賀盆地へ下り、コースを二分して大阪へ向かって行きますが、その間の鈴鹿山地の占める範囲は百キロ余にも及んでいます。本編ではそのような鈴鹿山地の東海自然歩道を、日帰りで歩きやすい十コースに分割して、地図形式で紹介しました。
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