三角点の山巡り 低山を通して歩く(滋賀県甲賀市土山町 19 一の倉(いちのくら)426m 20 笹山(ささやま)373m 21 城山(しろやま)373m 甲賀市土山の三山を巡る |
一の倉(山頂北の展望地より)
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鈴鹿スカイラインの通じる滋賀県側の南が甲賀市土山町で、県境に沿って広い山域がある。その中から鮎河の一の倉、瀬の音の笹山、山中の城山を通しで歩いた。位置は離れているが、車で移動しながらアプローチすれば日帰り山行も楽にできる。 一の倉【鮎河からウグイ川林道】 鮎河からウグイ川林道(右岸)に入り、ゲートを過ぎた所の空き地から歩き始める。少し戻りゲートの横から山腹へ取り付いて尾根に乗ると、快適な杣道があってすぐに最高点のピークに着く。三角点はその先を少し下った所の、左手の鹿除けネットの内側にあるので、見過ごさないように注意して歩く。さらに先へ下ると、伐採地でダムを俯瞰する好展望地から、尾根を下ってウグイ川林道に出て駐車地へ戻る。 【アプローチ】 □車・土山分岐から大河原分岐へ6.1キロで登山口。 交通JR草津線甲賀駅から鮎河バス停(登山口すぐ) 笹山【緑ヶ丘団地から頓宮池】 地図で見ると、土山町の青土ダム西側に緑ヶ丘団地があり、団地の北に笹尾峠と、峠の南西に笹山(点標名・笹峠)がある。笹尾峠は昔「御代参街道」が通った所で、古い道を探る意図もあって、笹尾峠から笹山へ出て頓宮池から戻った。 土山町役場横から青土ダム方向へ走り、途中の分岐から西瀬音に出て緑ヶ丘団地に入る。山の中で建つ家も疎らな団地内を北へ走り、左端の空き地から歩き始める。尾根に出て左へ笹尾根を少し下ると、文字が読めない古い石柱の立つ所が笹尾峠で、近くを林道も通っている。峠からさらに平坦な尾根をたどると、樹林が消えて南の展望が開く笹山に着く。 その先で尾根が終わり、山腹を急降下して県道に出て、頓宮池から林道を戻り、林道終点から北西へ古い踏み跡を登ると、往路で歩いた笹尾峠に出る。 【アプローチ】 □車・土山分岐から水口分岐へ3・5キロ、分岐Vから4キロで登山口(団地)。 ■交通・JR草津線甲賀駅から近江土山バス停、徒歩1時間。 城山【山中から城跡周辺】 鈴鹿峠から土山町へ下った最初の集落「山中」の南にある城山で、中世のころに鈴鹿峠を守護する山中一族の城だった山。国道沿いの十楽寺西に山中城跡の石碑が立っている。バス停十楽寺の西で、板金工場横の空き地に駐車して歩き始める。広い農道から林道に入り、道が細くなった所で尾根に取り付くと西峰に着き、さらに笹尾根を東に出て、尾根が北へ曲がる所を注意して南東の山腹を下ると、展望の良いピークを一つ越え、狭い敷地に三角点とTVアンテナの立つ山頂に着く。帰路は北の尾根から農道に出て、集落の家の間から国道を歩いて駐車地に戻る。 【アブローチ】 □車・土山分岐から鈴鹿峠へ2キロで登山口(国道)。 ■交通・JR草津線甲賀駅から十樂寺バス停(登山口)
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