三角点の山巡り

多賀大社に近い里山を歩く滋賀県多賀町〕

16青竜山(せいりゅうやま)333m

17 丸山(まるやま)224m

18 通谷(かよいだに)309m

青竜山は胡宮神社の御神体の山

青竜山()と丸山(八つ尾山より)
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難易度 C
安全度 A
体力度 B
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多賀大社に近い里山から、ニコース三山を通しで歩いた。青竜山は胡宮神社の御神体の山で、尾根続きの丸山を周回して歩き、谷は芹川ダムの北にあって、ダム沿いの「野鳥の森探勝路」から周回した。

青竜山、丸山【胡宮神社から丸山周回】

多賀大社南の胡宮神社から、幾筋かのハイキングコースが整備されていて、一般向きの周回路もあるし、山慣れた人向きには丸山を周回しても歩ける。今回は神社の北神の森コース)から登り、丸山経由で林道を周回して戻った。

名神高速道脇の胡宮神社駐車場から歩き始める。鳥居をくぐった左の、歴史民族資料館の先で「神の森」の道標を見て、石段を登って本殿裏の山道へ入る。遊歩道風に階段が続き、湖東平野の展望が開く山腹から峠状の鞍部に出て、左折するとすぐに磐座と祠のある元宮に着き、来た道を戻りピークを一つ登り返すと、湖東平野の展望が開く青竜山に着く。帰路は西へ下る遊歩道もあるが、尾根を直進すると、踏み跡が消えて伐採材の散乱する悪路になる。歩きにくい尾根筋を南へ下ると地形図の破線路に出る。そのまま直進して登ると丸山に着き、破線路に戻って左折すると林道に出て、神社の境内から駐車場に戻る。

【胡宮神社】多賀大社の別宮とされ、鎌倉時代に栄えた敏満寺の鎮守社として栄えた。敏満寺は湖東三山と並ぶ大寺であったが戦国期に戦火により廃絶した。大門跡などの遺跡が胡宮神社の境内に残されている。

【アプローチ】

□車・多賀分岐から八日市分岐へ1.0キロで登山口。

交通・近江鉄道多賀大社前駅から徒歩20(胡宮神社)

通谷【芹川ダムから通谷尾根】

多賀町久徳から河内風穴へ向かう県道の入口に、谷が入り組んで木の葉形をした芹川ダムがある。かなり大きなダム湖で、周囲一帯は「野鳥の森公園」として整備され、ダムを周遊する遊歩道(探鳥路)もある。ダムの北西には「通谷」があり、巡視路と遊歩道を組み合わせると、手ごろな周回コースになる。国道から河内風穴方向へ入ると、すぐに「野鳥公園」の看板が立つ分岐に出る。左の細い旧道に入り、一円集落手前の駐車場から歩き始め、東屋の右奥へ歩いて階段を登ると、ダム堰堤横の研修所が建つ公園に出る。左折して堰堤を過ぎるとダム沿いの遊歩道になり、トンネルをくぐり橋を渡った所で、谷沿いから右手の尾根に取り付く。しばらく道のない藪分けが続くが、主尾根に出て右折し、もう一度登ると通谷(三角点)に着く。

帰路は北西へ尾根を下り、尾根が拡がった所でテープ目印を見て分岐尾根へ右折すると、すぐに鉄塔に出て、少し先で分岐を右折すると、再び好展望の鉄塔に出る。その先から巡視路の階段があって、遊歩道に出て左折してダム沿いの遊歩道から駐車場へ戻る。

【アプローチ】

□車・多賀分岐北の分岐Bから0.8キロで登山口(一円集落手前)

■交通・近江鉄道多賀線多賀大社前駅から徒歩30分。