三角点の山巡り 尾根から尾根へ(滋賀県東近江市・多賀町〕 14 スモトリコバ483m 15 コンデヘラ389m スモトリコバは複雑な地形で要注意 |
スモトリコバの山頂
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鈴鹿にはイブキ、タイジョウなどカタカナ名の山が多い。紹介する二山もともに語意不明のカタカナ名で、名前に惹かれて歩いてみた。スモトリコバ(点榛名・相谷)は永源寺ダム堰堤南の山で、距離は短いがルートは複雑。コンデヘラ(点標名・外谷)は多賀町の犬上ダムに向かう川相と小原の分岐東方にあり、低山の割には時間のかかる山だった。 スモトリコバ【北東尾根から北西尾根】 永源寺ダムの南にある三角点峰で、特徴のある山名は覚えやすいが、かなり複雑な地形で、うっかり堰堤の先から谷を挟んだ尾根に取り付くと、あらぬ方向へ行ってしまうので要注意。 永源寺ダムの堰堤路入口に駐車して歩き始める。防護壁右から尾根の末端に取り付き、左手の尾根に乗ると、道は無いが歩きやすくなる。尾根沿いに鉄線付きのネットがあり(松茸山らしい)ネットの切れた先で右から上に出て、藪を分けて岩尾根を急登すると山頂に着く。以前はダム湖方向が好展望だったらしいが、現在は雑木が茂って優れない。帰路は北西へ下る尾根をとり、分岐で直進せずに右の溝道へ入る。尾根が終わった所で細い谷へ下り、踏み跡のある広い谷(虻飼谷)へ出ると、谷沿い道が林道になり、工場の脇から国道に出て、右折して駐車地へ戻る。途中にはゲートボール場の休憩ベンチがある。なお山頂から左上田山と入道ヶ原へ尾根が続いているが、これもかなり複雑そうである。 【アプローチ】 □車・八日市分岐から大安分岐へ9・0キロで登山口。 交通・東近江市永源寺支所から永源寺ダムロバス停。 【その他の登山道】 ◇入道ヶ原から南東尾根(山慣れた人向き) コンデヘラ【西尾根から北西尾根】 犬上川北谷と南谷の合流地点に川相集落があり、その東で小野と大杉を結ぶ中間付近にコンデヘラがある。川相から小野へ周回で歩いたが、地形図で見る以上に時間はかかった。登山道もなく展望も優れないが、雰囲気の良い山頂で周回しやすい尾根もあって、三角点巡りに一度は歩きたい山である。 多賀町の国道から犬上ダム方向に走り、川公民館(草の実ハウス)の駐車場から歩き始める。駐車場から隣接の墓地へ向かう鉄梯子を登り、墓地へ入らずに藪を分けて山腹から尾根に乗る。尾根上は道が無く、倒木や藪の覆う所もあるが、三つのピークを越え、最後に尾根が拡がった山を急登して山頂に着く。広い切り開きはあるが展望はない。 山頂から北と北西に尾根が派生していて、どちらからも帰路にとれるが、小原集落に近い北西の尾根を下ってみる。植林と二次林の境から、笹尾根を急降下して尾根から谷地へ移り、西方向へ下るうちに民家が見えてくる。小原集落に入ってから車道に出ると五分ほどで駐車地へ戻る。 【アプローチ】 □車・多賀分岐南の分岐Qから4.0キロで登山口(川相)。 ■交通・近江鉄道多賀大社前駅から徒歩1時間10分。
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