第二部 三角点の山巡り

山歩きの楽しみ方の一つに「三角点巡り」があります。三角点は国土地理院が三角測量のために設けた基準点で、測量に適した山頂などに、標識となる石柱(四角の花崗岩で頂部に十字の刻印をしたもの。基準点の場所や距離によって一等から四等の区分がある)が埋めてありますが、目印や何の特徴も無い山よりも、三角点のある山はそれを見るだけで山へ登った証明になり、嬉しそうに標識にタッチしたり、写真を撮ったり記録する人も多くいます。

全国の山を対象にしての三角点巡りは常人には無理としても、鈴鹿山地だけを対象とした三角点巡りならできます。そこで地形図から鈴鹿の三角点を拾い出してみますと、道路の脇とか畑の中といった歩く対象にならないものは除くとして、例え五分や十分でも野山を歩いて確かめる三角点をすべて含めると、一等三角点の御在所岳から無名の山まで150山以上は優にあります。

ここでは主なコースと「鈴鹿山地の三角点一覧表(155)」を掲載しました。