97 正法寺山381m(日野町)


正法寺山【藤の寺と屏風岩を巡る】

正法寺山(三角点と最高点右奥)

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正法寺山【藤の寺と屏風岩を巡る】

日野町のシャクナゲ渓谷の西に藤の寺で知られる正法寺がある。寺の裏山が正法寺山で、山麓の遊歩道沿いには「鎌掛の屏風岩」があり、花の開花期にでも訪ねると、三角点峰と見所を巡る楽しい周回コースになる。

県道(西明寺水口線)から正法寺に入り、寺脇の駐車場から歩き始める。境内に入って藤棚を過ぎ、本堂の前から石段を登って大日堂の前で左折し、墓地の手前を右折して山道へ入る。雑木林下の踏み跡はすぐに消えるが、溝地を跨いで左の小尾根に寄り、主尾根に出て左折すると、平坦な尾根道になり、尾根沿いから笹地に降るとガレ脇に出て、北東に展望が開いてくる。ビニール紐を張った脇を通り、緩く登ると正法寺山に着く。

山頂から先へ尾根道を直進せず、すぐに左折して雑木の中に入ると、再びビニール紐沿いの尾根道になる。笹が深くなって踏み跡も薄くなるが、高所へ登ると最高点の大岩の前に着く。岩の上に立つと、南西に展望が開いている。

帰路は遊歩道に直降して、大岩のすぐ脇から潅木を分けて東へ降る。正面の谷地を避けて右へ寄り、シダと笹の茂る山腹から低い尾根に出ると、またもビニール紐が現れて踏み跡も付いてくる。道なりに歩くと池(藤兵衛池)沿いになり、堰堤を越えると遊歩道になる。途中の分岐で屏風岩に立ち寄って鑑賞し、再び正法寺の境内に入って駐車場に戻る。