旗山西尾根から烏山東尾根

52 旗山649m

烏山717m

東海自然歩道を周回(伊賀町)

旗山()と烏山(名阪国道より)
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伊賀盆地に近い鈴鹿山地の南端部に、旗山と烏山が立ち並んでいる。山城の南を名阪国道が走り、北側を東海自然歩道が東西に通っているので、西の自然歩道から旗山へ登り、烏山を縦走して東の加太不動滝の近くへ降りた後、東海自然歩道を戻る周回で歩いた。山道半分、自然歩道半分の解り易いルートであるが、地図読みを必要とする所と、ゾロ峠に出る迄の自然歩道は、急傾斜の登り階段が多いので要注意である。
名阪国道を伊賀インターで降りて北へ向かい、柘植駅手前のT字路を右折して踏切を渡る。人家が途切れて植林下になると左を注意して走り、広い空き地のある林道分岐に車を置いて歩き始める。少戻り送電線を過ぎた先で、切り開き道へ左折し、行き止まりの標示板の立つ所から山腹の巡視路へ入る。木の階段が付いて解り易い踏み跡を、急登して最初の鉄塔に出た後、尾根沿いに登って、熊鷹神社からの道と合流して二つ目の鉄塔に出る。先へ出ると倒木等で歩きにくい山腹の急登が少し続き、平坦な尾根道になって植林下を抜けると、笹を切り開いた階段道となって旗山山頂に着く。南へ一分程歩くと、展望の拡がる鉄塔がある。来た道を戻り、往路の分岐を分けて稜線へ入る。若木の植林と自然林の間に、笹を切り開いた良い道が続き、登りになると甲賀町方向の展望も開いてくる。登りきった所の分岐を右折し、二次林の尾根を降り、ピークを一つ越えた後、岩尾根を過ぎると烏山に着く。
「小平山」と記した名札のある山頂から、南へ降る良い尾根道に注意して、東の尾根に入る。ブッシュと笹を分けて降るうちに、尾根が南へ急に曲がる所があり、そこに注意して左の山腹へ降りて東へ進むと、植林下になって薄い尾根が出てくる。尾根上に踏み跡はないが、木立の間から東の正面に経塚山が見え、尾根の突端に出た所で、左へ寄って山腹を降ると、谷沿いの東海自然歩道に出る。加太不動滝の少し上流で、木橋の掛かる近くである。(不動滝迄十分程の距離)
椿谷に沿って、橋や階段で整備された自然歩道を上流に向かう。岩淵や滝の核心部を過ぎ、平坦な谷床になると、幾度か谷を渡った後、谷を離れて急な階段の付いた尾根を登り、山腹をトラバースしてゾロ峠に着く。峠から左折して笹道を降ると、再び谷沿いになり、程なく林道に出る。駐車場のある公園から舗装路を歩き、柘植駅の道標がある分岐を左折すると、駐車地迄僅かである。尚谷の渡渉は橋が無いので大雨の後は避けたい。