毘沙門天王奥宮の山

15 福王山597m (菰野町)

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歩行時間  2:45 
総時間  4:00  
山行調査日 11/12/26
難易 B  安全  A  体力  A  展望  D
地形図  御在所山
問合先  菰野町役場
留意点  初級者・家族向コース。但し洗谷道は踏み跡が薄
      い所あり。
国道306号を湯の山街道から北に向うと、尾髙山に続いて、田光の集落を過ぎた辺りから、黒々と樹林に覆われ、左右に均衡のとれた形の良い福王山が見えてくる。山腹には造営されて千二百年余といわれる由緒ある福王神社の社殿が立ち並び、山頂にも奥宮があって、参詣道として整備された山道が続いている。鎮守の森や植林で展望もなく、歩いて楽しいコースとも言えないが、神社の参詣を兼ねて、山頂の奥宮と北の最高点を、一度は訪れてみたい山である。
八風峠へ向う田光の交差点から北へ少し走ると、石鳥居と福王神社の標識があるT字路に出る。そこを山側に折れて道標に沿って傾斜道を走るうちに、神社の広い駐車場に着く、神社本尊の『毘沙門天王御縁起』と記した案内板や、売店の立並ぶ脇から、簡易舗装の道を登ると、再び石鳥居が立ち石段が続く境内の入口に着く。ここにも駐車場があり、脇には東海自然歩道の案内板がある。鬱蒼とした杉木立の石段を登りきった所に社殿が立ち並び、本堂石社殿の階段を登った左奥から山道へ入る。良く育った植林で薄暗い踏み跡が、山腹に挟まれた谷間に続いていて、30分も登ると平坦な山頂の尾根に出た後、左折するとすぐに奥宮に着く。その後道を戻りながら最高点に向う。分岐を過ぎると急に踏み跡が薄くなり、道を探しながらの歩きとなるが、尾根に沿ってテープを目印に高所へ向うと、小さい山名札の付いた最高点に出る。雑木や植林で展望もないので、長居もせずに来た道戻ると、休む間もなく、神社から更に石段を降って石鳥居に着く。山頂の往復は2時間程で済むのでもう一歩きして東海自然歩道を歩いてみる。案内板の立つ駐車場から右に入ると山道があり、雑木林を5分程で本道へ出た後、右折して山腹の道を緩く登ると、40分程で丁字路に出る。右折して水晶谷へ向う道と別れて、左折するとすぐに三角屋根の立つ八風牧場跡があり、竜ヶ岳方向の展望も拡がっている。