胡宮神社御神体の山

71 青竜山333m(多賀町)

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歩行時間  1:20
総時間  2:00
山行調査日 8/8/5
難易 A  安全  A  体力  A  展望  C
地形図  高宮
問合先  多賀町役場
留意点  本書の最短時間コース。胡宮神社と多賀大社もセ
      ットで参拝できる

勝楽寺から車で北へ10分程、多賀大社から南へ3分程の名神高速道路脇の『胡宮神社』の境内に、青竜山の登山口がある。胡宮神社の御神体とされる山だけに、樹木も伐採されず、山頂に3つの峰を持って青々と横たわる様は、いかにも横臥する青竜の雰囲気を持っている。
青竜山は『生活環境自然林』に指定され、自然公園として幾筋ものハイキングコースが整備されているので、誰でも迷わず周遊出来るが、神社の駐車場から歩く時は、東の裏参道の鳥居を潜り、すぐ左手の『歴史資料館』の右から『いわくらの道』の標識を見て、石段を登り山道へ入る。神社本殿の築地塀を過ぎ、杉や桧が茂って薄暗い階段道を登るうちに、尾根道となりやがて広葉樹も混じって周囲が明るくなる。暫く行くと『神の森頂上』の標示に出る。左手の神の森に向うと、2分程で小さな祠と岩の重なった場所に出る。近くの案内板によると『巨大な岩の重なった所に御神体が祀ってある胡宮神社の元宮』とあり、ここが『いわくらの峰』である。来た道を戻り山頂に向う。小さなピークから登り返すと、三角点のある頂上に着く。木立で展望は開けないが、北東の一画に、高室山が特徴のある頭の先を覗かせている。
山頂から階段の付いた南西に降る道を歩く。『見晴らしの道』と名付けられた道も、歩く人は少ない様で雑草が階段を覆っている。足元に注意しながら、ジグザグ道を降るうちに周囲の展望が拡がり、湖東平野を高速道路が白く蛇行し、八つ尾山が左手に山容を現わすと程なく、脇に東家の建つ林道へ出る。林道を左折して道なりに歩くと、高速道路を潜った後、田の中の道をすぐに右折し高速道路沿いから大門池の右を通って国道へ出る。右折して石鳥居の表参道を歩くと、神社の本殿前となり駐車場は目の前である。山が低いので、終始高速道路の車音をBGMにして歩くが、多賀神社と共に神社参拝を兼ねて、家族連れで歩ける楽なコースである。