スケッチクラブ活動報告           平 井 一 紘

スケッチクラブは今年も二人の新人メンバーを加えて、 毎回皆さんの熱心な参加のもと楽しく充実したクラブ活動が実現しました。
 スケッチクラブの活動は一月と八月を除いて、 月一回京都植物園の生態園でのスケッチを基本に続けています。
 十時から十二時半頃まで各自お気に入りの花に向きあって二時間余りのスケッチの後、 園内のレストランの一角で楽しいおしゃべりと共に、 当日描いた作品や家でのスケッチをお互いに見せあい講評しながら、 和気藹々のうちにお互いの向上を目指しています。
 年を経るに従ってメンバーの皆さんの持ち味がにじみ出て、 描かれる作品も様々で、 細密に描かれたボタニカルアート風の作品、 透明感に満ちた色彩で描かれたさわやかな作品、 絵手紙風の柔らかなタッチの作品等それぞれ個性豊かな作品に仕上がり、 恒例の 「早春」 「秋」 の山野草展会場でのスケッチクラブ作品展も大小さまざまな作品が並び充実したものになりました。
 展示会の会場でも、 素晴らしい草花と共にスケッチを見るのが楽しみですと言われる来場者の方もあってうれしく思っています。
 スケッチクラブのモットーは 「楽しみながら自分の絵を描く」 ことです。 自分が育てた草花をスケッチして部屋に飾る、 これぞ最高の喜びです。
 初心者の方も大歓迎、 子供の頃を思い出してもう一度絵を描いてみませんか。 いくつになっても楽しむことができる貴重な趣味の世界を味わってください。
 毎月の例会の他、 夏の暑気払いや十二月の忘年会等お絵かきの他でも楽しい時間を過ごしています。
 会報 「京やまくさ」 で活動予定を案内していますので見学だけでも結構です、 是非ご参加下さい。
  活動記録
 スケッチは、 月一回の例会で京都植物園の生態園で描く他、 熱心なメンバーは自宅で育てた花を色々と描いてこられます。
 二月十二日 展示会用作品の制作他
       ツバキ・セツブンソウ・フクジュソウ・シクラメンを描く
 三月 五日 展示会用作品制作他
       ミスミソウ・フクジュソウ・セツブンソウ・ナノハナを描く
 四月 二日 フタリシズカ・ヤマブキ・ミズバショウ・コブシ・バイモを描く
 五月 二日 シャクナゲ・ケマンソウ・クマガイソウ・クリンソウ・エビネ を描く
 六月 四日 ササユリ・キョウカノコ・アジサイ
       ・ハナショウブを描く
 七月 二日 アジサイ・カワラナデシコ・エゾキスゲ・ホタルブクロ・ギボウシを描く
 九月 十日 展示会用作品制作他
       シュウカイドウ・スズムシバナ・カリガネソウ・ギボウシ・キレンゲショウマを描く
 十月 八日 ツリフネソウ・ノコンギク・キブネギク・ホトトギス・サラシナショウマを描く
十一月 五日 コスモス・イナカギク・フユイチゴ・キクタニギク・キブネギクを描く
十二月 七日 京都植物園一階の売店休憩室にて花のスケッチのポイントと彩色講座。
       昼食は植物園そばのレストラン (イン・ザ・グリーン) にて忘年会。 一五名の参加でワイワイガヤガヤの楽しいひと時で今年を締めくくりました。