山科の中臣遺跡と
忠臣蔵ゆかりの地

京都
2021年12月8日
京都山科南西部にある弥生〜平安京時代の遺跡や忠臣蔵ゆかりの地を歩く。
地元のボランティアガイドの駒井さんの丁寧な説明が大変参考になりました。

 コース 地下鉄椥辻駅→30分→中臣遺跡碑→10分→坂上田村麻呂墓→20分→中臣神社・宮道列子陵
      →30分→生協(トイレ15)→15分→大石神社→15分→岩屋寺(ランチ60)→15分→山科寺→20分→
      マツヤ(トイレ15)→10分→折上稲荷神社→5分→朝日神社→20分→三之宮神社→15分→
      熊谷蓮心碑→5分→仏光寺跡→10分→地下鉄椥辻駅    合計 9km 6時間00分(休憩含む)
         ルート図 写真集 MAP HOME
         


椥辻駅を上がり山科区役所で椥辻の名の由来の梛の木の説明を受ける。西に向かい山科川を渡って車道の四つ角を左折し勸修寺小学校の先に弥生時代の中臣遺跡碑がある。山科川と安祥寺川が合流する北側一帯に土器等が発掘されている。少し戻って住宅地を西に入ると公園のような広場に坂上田村麻呂の円墓がある。坂上田村麻呂は平安時代初期の攘夷大将軍で蝦夷征伐を行い、この地に鎧を纏い立ったまま埋葬されたと伝わる。又、清水寺を創建した。

宮道列子陵

中臣神社(二之宮)
西に出て車道を右折し三叉路を左折し、すぐ左折すると中臣神社(二之宮)と宮道列子(醍醐天皇の祖母)の円墳がある。中臣神社は大化の改新の中心人物中臣鎌足の殯舎跡とも伝えられ中臣十三塚古墳群の遥拝所とも伝えられている。


生協スーパーでトイレ休憩をしてから大石神社に向かう。昭和10年に創建され、境内の宝物館には忠臣蔵ゆかりの品が展示されている。大石寺から山手を少し登ると紅葉の残る岩屋寺に着く。境内には大石良雄の遺髪塚や住居跡がある。お寺の中には四十七士の位牌と像や大石良雄の遺品がある(拝観料400円)。綺麗な紅葉を見ながらお昼休みをとる。


山科神社(一之宮宮)
岩屋寺から少し上がると正面の急な階段と左に車も上がれる女坂があり、女坂を上がって山科神社(一之宮)に着く。日本武尊を祀り、この地の産神として崇敬されてきた。大石良雄が大願成就を祈ったと言われている。


十条通に戻ってマツヤスーパーでトイレ休憩をとる。次の角を左折し折上稲荷神社に着く。働く女性の信仰が熱く、祇園の芸者でアメリカのモルガン家の嫁になったモルガンお雪がお参りしたと伝わる。境内の塚は古墳跡で27の神石等が祀られている。裏に出て回り込んだ所にある朝日神社は江戸時代に城陽から移転し新田開発をした人々の鎮守神。戻って東に向かい山科川を渡って次の角で左折し北に歩く。東野公園の中を通って妙見道を右折すると三之宮神社に着く。醍醐天皇の創建で後小松天皇から下賜された大般若経600巻が保存されている。妙見道に戻って東に歩き西雲寺の前に窮民を支援した熊谷蓮心の記念碑がある。次の四つ角には仏光寺跡がある(今は烏丸仏光寺にある大伽藍)。南に歩いて地下鉄椥辻駅に戻って解散となった。