行市山
 滋賀 湖北
平成21年11月15日
村田リーダーの山行に参加した。
湖北の余呉湖の北にある行市山は戦国時代の賤ケ岳の戦いで柴田勝家軍の砦の数々があったところ。いにしえの戦の跡を偲びながら紅葉のルートを柴田勝家の本陣があった玄蕃尾城跡まで歩く。

コース 毛受の森(毛受兄弟墓)→30分→中之谷山→25分→別所山→50分→行市山→90分→刀根越峠→10分→玄蕃尾城跡→40分→柳ケ瀬
      合計 11.5q 5時間45分(休憩込)  鳥瞰図 ルート図 MAP  HOME


毛受の森

紅葉の登り道
毛受の森(毛受兄弟の墓)は紅葉に染まり山々の砦跡の案内板がある(入口には数台の駐車スペースがある)。猪避けの柵を開けて登山路を登っていく。15分程でT字路があり左折する(右 林谷山、徳山秀現の砦跡)。さらに5分程の三差路を直進する(左 大木別神社へ)。タカノツメの甘い香りを嗅ぎながら登山口から30分程で中之谷山P368.4(原長頼の砦跡)に着く。ここも砦跡で三角点は北側に入ったところにある。堀切を通って15分程で林道を横切る。さらに5分程で広い別所山P444(前田利家の砦跡)に着く。あたりは自然林で紅葉が美しい。

行市山 山頂

山頂の展望
目の前の500mのピークへ上がって50分程で行市山の山頂(佐久間盛政の砦跡)に着いた。山頂は切り開かれ東の展望が良い。奥に伊吹山か見え、小谷山や呉枯ノ峰や余呉湖も見える。左奥の大きな山は金糞山の様だ。展望を楽しみながら昼食に良い。

刀根越峠

玄蕃尾城への道
行市山から北へ続く県境尾根は最近ヤブが切り開かれルートが出来た。尾根は少し変形な処もあるがルートは高低差も少なく明確で歩きやすい。シロモジの多い道を90分程で刀根越峠に下りる。案内に従い峠を越えて登り返すと6分程で右手に柳ケ瀬山の三角点がある。道は平坦な広す道になり両側には桜並木がある。

玄蕃尾城

本丸跡
峠から10分程で柴田勝家の本陣があった玄蕃尾城跡に着く。各郭や空堀跡が複雑な地形で残っている。敷地は広く山城としては大変大きい。

紅葉の下山路

柳ケ瀬登山口
峠に戻って柳ケ瀬への古道を下りる。道は広く緩やかで歩きやく気持ちが良い。40分程で柳ケ瀬の里に下りた。今回は全コース最盛期の紅葉を堪能した一日でした。